2019-01-01から1年間の記事一覧

2019-06-06(ゼリー/バイリンギャル)

目の前の課題に追われる日々。大学の先生もわたしもわたしの生徒もみんな疲れている。カフェラテやアイスやゼリーや素麺で耐え凌ぐ。 大学での勉強ってなんだろうっていまだに考え続けている。わたしにとっては、ただ知識を身につけたり文献を正しく読み取っ…

2019-06-01(クレイジー沙耶香?/おままごと)

村田沙耶香の『ハコブネ』を読んだ。 朝井リョウ加藤千恵のオールナイトニッポンがすごく好きで、youtubeにあるアーカイブを未だに聞いているのだけれど、村田沙耶香出演回は本当に面白くてクレイジー沙耶香と言われるのも頷ける。 彼女はセックスってなに?…

2019-05-26(鬱/アセンブリ)

昨日はひどい鬱で計4時間くらい泣いた。積極的に生きる理由がない。みんなそうなのかもしれない。そんなことを考える時間がないくらいに忙しくしているのがいいのかもしれない。でも身体は休んでいたい。ツイッターを見過ぎなのかもしれない。 今日は昨日よ…

2019-05-22(薄桃色の血をにじませたゼリー/言葉の洪水)

彼女は意味もなく、紫色のボールペンでコップの縁を規則的にたたいた。それから左手の親指と人差指で匂玉の形に似たような小さな氷片をつまんで口に入れる。熱い口腔の中で氷はしだいに融け、世界は静かで規則正しい呼吸を繰り返し、彼女は傷つきやすい薄桃…

2019-05-18(撹乱/塾)

ほぼ一日図書館にいて、バトラー読んだり眠ったり雑誌を拾い読みしたりしていた。 わたしが示唆したいのは、フェミニズムの主体の前提をなす普遍性や統一性は、主体が言説をつうじて機能するときの表象上の言説の制約によって、結果的には空洞化されてしまう…

2019-05-16(絶頂の死/会話)

日記の断片ばかりが溜まって1週間以上空けてしまった。ツイッターに小出しにしてしまうから日記を続けるのは難しい。 松浦理英子の小説の登場人物が繰り広げる会話はキレがいい。例えば 「敵がいるかわりに強力な味方がいる人生と、敵はいないけど頼りになる…

2019-05-06(歌/宗教/消費)

誰のために歌うのか。自分のため?観客のため?作曲者のため?故人のため?わたしは常に神へと歌いたい。それは誰のためにでもない、と同義かもしれない。歌うを書くに置換しても同じことが言えるだろうか。音楽の神様とか小説の神様(小川洋子は小説の神様に…

2019-05-03(天使/ワンピース/約束)

誰も頼ったりしない一人で生きてゆくと強い気持ちのときもあれば、さみしいこわいつらいたすけてとめそめそしているときもある。後者のときがあることをないように振る舞う。こわいことを知られることの方がこわいと感じる。 朝早く起きてフルーツがたくさん…

2019-05-02(あちら側/音楽)

おととい、松竹で「寝ても覚めても」と「きみの鳥はうたえる」の二本立てをみて、大ダメージをくらっている。おもえば日本の恋愛映画を映画館で見たことがなかった。画面の大きさはあまり気にならないが、とにかく大きな音に弱い。あちら側には行かれないこ…

2019-04-30

いまここの瞬間がどんどん過去になって、もう二度といまここは訪れないということを、舞台に立つたびに切実におもう。一音ずつ追っているうちにいつのまにか曲が終わっている、何年生きても同じ場所同じ人たちと再び歌うことはない。 歌うと酸素が足りなくな…

2019-04-25

3日前によく眠れていると書いたがここ3日は全然眠れていない。べたべたする暑さはきらい。 ツイッターで流れてくる議論とも呼べないような不毛なやりとりにもやもやする。自分には関係ないのに黙っていることができず些細なことで感情の波がたつ。 ジェンダ…

2019-04-22

明るくなるのが早くなってきたからか、日中ちゃんと動いているからか、寝つきもいいし寝起きもよくてそれだけで生活が上向く。 読まなくてはいけない『カント入門』やらなんやらを放りだして『親指Pの修行時代』を読んでいる。これはちょっとギャグ要素が強…

2019-04-19

日中は20℃ちかくまであがるような気候になった。今学期の授業はめちゃくちゃ真剣に選んだ甲斐あって全部面白く、ストレスがほとんどない。グループワークがかなりのストレスだったためそれを回避したことが大きい。授業内容にさして興味のない人らと話し合っ…

2019-04-12

春とは思えない寒さが続く。ベッドが変わって広くふかふかになったので睡眠がはかどる。幸せが湯たんぽの形をしている。 バイトからの帰りの電車で上野千鶴子さんの平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 | 東京大学を読んで泣いてしまった。というのも今日まさ…

2019-04-11

男の前でだけ、涙を流す女を知っている。その動機も心情もたぶん知っている。泣くことに目から涙が出る以上の意味を加えて免罪符のように扱ってきた女たちを否定することはできない。また目の前で彼女が涙を流したことを自分への肯定だと受け取ってはいけな…

2019-04-08

今日からまた大学、低気圧にやられ朝から電車が遅れ新入生の浮き足立った雰囲気にあてられてとっても疲れた。初々しさというのはとても苦手な概念である。 母からの自立をしたいのに、弟のついでにまたお弁当を作ってくれることになった。もっと甘えてもいい…

2019-04-07

今月末の本番に向けて、歌の練習に行く。自分の歌声は全くいいとは思えないけれど、前より上手くなったと言ってくれる人がいるだけでもっと頑張ろうと思える単純さ。他人からの評価を自分の価値基準にしない方がいい、ということはわかっている。でも認めら…

2019-04-05

松浦理英子の『犬身』がとても面白くて夢中で読んでいる。単行本で500頁くらいあって重いけどそれも気にならないくらいの面白さ。こういった純粋な快楽を味わえる本に5冊に1冊くらいの割合で出会えたらいいのだけれど。わたしも犬になって存在しているだけで…

2019-04-04

4連勤の最後の日、寒暖差にやられたのか熱を出して寝苦しく、凍ったゼリーがおいしい。 爪を塗るという行為はもうほとんど儀式みたいなものだ。どんなにつらい時でも爪だけはちゃんと綺麗にしておく。果歩は自分が大人であることをたしかめるために爪を塗っ…

2019-03-31

頭が痛い、夜にはぐっすりと眠れることが救いだったのにそれさえも出来ない日は酷い。 昨夜は年に一度のバイト先の飲み会だった。今はバイトがうまくいっていることを拠り所にしているがそれでもやっぱり飲み会で騒ぐことは性に合わず無理をしてしまう。本は…

2019-03-29

映画を観に行くつもりで出かける支度をしていたのに、忘れものをなんどもして結局間に合わず、大学の図書館ももう閉館時間が近く、大学の共有スペースみたいなところに行ったが、案の定サークルかなにかの上滑りした話し合いの大声が耳にうるさく、文字の上…

2019-03-27

あらゆる日常のストレスがもう解決しようのないところまで来ていて、本当にどうしようもない。お金があったらとか友達がいればとかそういう問題ではない。根本的に存在していることが、母親とつながった存在として生かされていることがどうしようもなく苦し…

2019-03-26

前に仲の良かった男の子の夢ばかりみる、いまはどうしているのか気になって連絡してみることにする。 男の子どうしの気安いじゃれ合いに入れないことがずっと寂しかった、入れてほしくてあんまり女の子っぽくしないようにしていた、でも彼らに女の子として扱…

2019-03-24

春の陽気。東大で野崎歓の退職記念講演を聴く。受験生だったころの夏に行った以来の本郷キャンパス、古い建物は通うには快適でないと言ってみる。 吉祥寺に移動。店に入ってごはんを食べる時間はないがお腹が空いている気がするので合間にコンビニのおやつを…

2019-03-21

満月。生理がくる。わたしたちは月に統べられている 非日常のためにたんたんと日常を重ねてゆくこと。 そのままの君でいいなんていう甘言をするひとはいない。

2019-03-17

デートのない日曜の過ごし方 ①ジムに行って泳ぐ ②松竹で映画をみる ③新宿でルミネをみたり紀伊國屋をみたりする ④喫茶店で本を読む ⑤帰る どこに行ってもつまんない

2019-03-16

桜庭一樹『私の男』(と熊切和嘉によるその映画)が好き、性癖がわかりますね

2019-03-15

人は自分の信じたいものを信じる。ハラスメントの被害者側と加害者側がいたときに、加害者の発言というのはあまり認められない(だから弁護士という職があるのだろう)。 ハラスメントの被害者が告発したときに、周りの人が「怖かっただろうねぇ、頑張ったね、…

2019-03-12

人と会っていないときはずっと泣いていて、泣いてもしょうがないってことはもうわかっているのだけれど泣くと決めなくても私の身体が勝手に泣いてしまう。こんな陳腐なこと言うの恥ずかしいんだけど、なんでみんなはわたしのことがこんなに嫌いなのにわたし…

2019-03-08

音楽が好きなのに人間関係という不純極まりないものに阻害されて危うく嫌いになりそうになる。今まで好きで大切にしてきたものをぶち壊すのは快感でもあって、簡単に壊せるものだったら壊してしまうこともある。たとえばこのバイオリンだって上から下に振り…