2019-04-05

 

 

松浦理英子の『犬身』がとても面白くて夢中で読んでいる。単行本で500頁くらいあって重いけどそれも気にならないくらいの面白さ。こういった純粋な快楽を味わえる本に5冊に1冊くらいの割合で出会えたらいいのだけれど。わたしも犬になって存在しているだけでかわいいと言われたいし無償で愛されたいな、なんてことを考えてしまう。いけない、期待しては。

 

新宿のルミネと小田急をたっぷり見て回ったけれど、買えたのは必要最低限のコートだけ。服は高ければ高いほど品質がいいわけではなく、安くても充分いい服がある(しかしその分被りやすい)ことを知っているのでなかなか難しい。最近はそもそもスーツばかりだが、上下のコーディネートをするのが面倒で私服はワンピースばかり着ている。締め付けもなくてきちんとしてて楽。デパコスのフロアは韓国人や中国人で溢れかえっていたのでサンプルだけいただいてそそくさと退散、ドラックストアでネイルとリップを買う。コスメもベースメイクやスキンケア系以外は大差ないものね。

 

あまりにも家にいることが嫌で嫌で、でも一人暮らしはできないので、妥協案として一番奥の広い部屋をもらった。同じ家にいる限り根本的な解決にはならないけれど、少しは楽に呼吸できるようになったり気を緩めると泣き出したりしなくなるといい。