2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2019-04-30

いまここの瞬間がどんどん過去になって、もう二度といまここは訪れないということを、舞台に立つたびに切実におもう。一音ずつ追っているうちにいつのまにか曲が終わっている、何年生きても同じ場所同じ人たちと再び歌うことはない。 歌うと酸素が足りなくな…

2019-04-25

3日前によく眠れていると書いたがここ3日は全然眠れていない。べたべたする暑さはきらい。 ツイッターで流れてくる議論とも呼べないような不毛なやりとりにもやもやする。自分には関係ないのに黙っていることができず些細なことで感情の波がたつ。 ジェンダ…

2019-04-22

明るくなるのが早くなってきたからか、日中ちゃんと動いているからか、寝つきもいいし寝起きもよくてそれだけで生活が上向く。 読まなくてはいけない『カント入門』やらなんやらを放りだして『親指Pの修行時代』を読んでいる。これはちょっとギャグ要素が強…

2019-04-19

日中は20℃ちかくまであがるような気候になった。今学期の授業はめちゃくちゃ真剣に選んだ甲斐あって全部面白く、ストレスがほとんどない。グループワークがかなりのストレスだったためそれを回避したことが大きい。授業内容にさして興味のない人らと話し合っ…

2019-04-12

春とは思えない寒さが続く。ベッドが変わって広くふかふかになったので睡眠がはかどる。幸せが湯たんぽの形をしている。 バイトからの帰りの電車で上野千鶴子さんの平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 | 東京大学を読んで泣いてしまった。というのも今日まさ…

2019-04-11

男の前でだけ、涙を流す女を知っている。その動機も心情もたぶん知っている。泣くことに目から涙が出る以上の意味を加えて免罪符のように扱ってきた女たちを否定することはできない。また目の前で彼女が涙を流したことを自分への肯定だと受け取ってはいけな…

2019-04-08

今日からまた大学、低気圧にやられ朝から電車が遅れ新入生の浮き足立った雰囲気にあてられてとっても疲れた。初々しさというのはとても苦手な概念である。 母からの自立をしたいのに、弟のついでにまたお弁当を作ってくれることになった。もっと甘えてもいい…

2019-04-07

今月末の本番に向けて、歌の練習に行く。自分の歌声は全くいいとは思えないけれど、前より上手くなったと言ってくれる人がいるだけでもっと頑張ろうと思える単純さ。他人からの評価を自分の価値基準にしない方がいい、ということはわかっている。でも認めら…

2019-04-05

松浦理英子の『犬身』がとても面白くて夢中で読んでいる。単行本で500頁くらいあって重いけどそれも気にならないくらいの面白さ。こういった純粋な快楽を味わえる本に5冊に1冊くらいの割合で出会えたらいいのだけれど。わたしも犬になって存在しているだけで…

2019-04-04

4連勤の最後の日、寒暖差にやられたのか熱を出して寝苦しく、凍ったゼリーがおいしい。 爪を塗るという行為はもうほとんど儀式みたいなものだ。どんなにつらい時でも爪だけはちゃんと綺麗にしておく。果歩は自分が大人であることをたしかめるために爪を塗っ…