マシュマロを設置したところ質問などをいただいたので、すでにキャスなどで答えたのも含めて回答します。昔のプロフ帳文化が大好きで、答えを考えるのは結構楽しかったりする。でも匿名だからといって悪口を入れてくるのはダメです……。短い人生の時間をもっと他のことに使って欲しい。
マシュマロ→茅野にマシュマロを投げる | マシュマロ
Q1.ジェンダーの勉強を始めたいと思っているのですが、おすすめの入門書はありますか？
A1.ジェンダーの勉強といっても、あなたの関心がどのあたりに向いているのかによっていろいろですが… ざっくりLGBTとは…みたいなところだと森山至貴『LGBTを読み解とく』、フェミニズム系では、竹村和子『フェミニズム』や『分析フェミニズム基本論文集』、トランスジェンダーの議論であれば周司あきら・高井ゆと里『トランスジェンダー入門』（私はこれ未読ですが）あたりがよろしいのではないかと。たぶん、いくつか本を読むと、そもそも「ジェンダーの勉強」という言い方でよかったのかと自問することになるのではないかと思います。
Q2.一人暮らし始められたんですね🌱 わたしも去年から実家を出て毎日楽しいですが、お金がいつの間にか消えていきます 何か生活の工夫とかありますか、、、ざっくりした質問ですみません！
A2.無事始められました！一人暮らし自由で楽しいですよね〜 私は在宅勤務なのと同じものを食べ続けても飽きないのと彼氏が週一くらいできて世話を焼いてくれているのでなんとかなっているという感じです。普段の食べ物は、麺類・豆腐・キムチ・納豆・卵・かにかま・ツナ缶・ほうれん草・なす・もやしあたりで済ませてます。お湯注ぐだけでできるスープ、冷凍たこ焼きなども便利。まめに買いに行くのは面倒なので箱買いもします。あとは、パジャマから着替えないのと外着も簡単に洗濯できるものがほぼなくで洗濯物が少ない、とか…？ハンディ掃除機と大きな本棚を買うとか…？収納力のある家を選ぶとか…？生活の工夫、知っていきたい。
Q3.茅野さんこんばんは。 東京に好きな人がいるのですが、数ヶ月に一度しか会えなくて、なかなか距離を詰めるところまで踏み切れません。いまのところ半分飲み友達・半分仕事上のパートナーという感じで、今後のキャリアのことを考えても恋愛感情を持ち込まない方がいいには決まっているのですが、こんなに話が合って一緒にいて楽しい人とはいままで会ったことがなく、これからもそうあるとは思えないので、思い詰めています。 一度そういう流れになりかけてお互いに踏みとどまるということがあって、その後も 「もっと近くに住んでたらよかったのに」とか「いっそこっちに越してきたら」とかいうことはよく言ってくれるのですが、遠距離恋愛はするつもりがないという牽制のようにも聞こえて、複雑な気持ちです。一月後にまた会うことになっているので、そろそろ思い切って気持ちを聞いてみようとは思っているのですが……。 茅野さんは、例えば彼氏が地方で就職が決まったらどうするかとか、考えたり、話し合ったりすることありますか？ ほかにももしアドバイスなどあったら教えてほしいです。
A3.こんばんは。恋の話だ！そしてなんだか難しそう！好意はあるけど、その発言は遠距離恋愛はちょっと…って感じはしますね。でも、この人しかいないと思うならば、それを伝えた方がよいかも、と思います（聞くというよりは？） ただ距離を詰めるといっても、メッセージや電話の頻度を増やすとかしかないのかなあ… 恋愛ってどうしようもない感情の面と、具体的な生活の面があり、私は後者は結局あとでどうとでもできると考えてしまいます。とはいえ、具体的な生活をどうにかするのに必要なエネルギーが恋だけの力で補えるかという問題はありますが…。 彼氏が地方で就職になったら、その場所と期間と安定性にもよりますが… 今は基本的にはついて行こうかと思ってます。私がネックになるのは仕事の面だけですし、今の職場に特に愛着はないし比較的転職しやすい職種なので大丈夫かなと。一回遠距離恋愛を試して無理そうだったら仕事辞めるとかもありですね。まあ私にはどうすることもできない事柄（私が二人分稼げればいいんですが…）なので、成り行きに任せようとしてます。彼氏とはなんでも話すのでこういう話もしますが、彼自身もその時になってみないと何もわからないと思います。あなたの恋がうまくいくことを願ってます！
Q4.日記を読むのが大好きなのですが、なかなか新規開拓できません。今までにアナイス・ニン、スーザン・ソンタグ、二階堂奥歯、高野悦子、桜庭一樹は読みました。他にメジャーなものをご存知でしたら教えていただきたいです！出版されていないウェブ上のブログでもいいので、茅野さんが読んでいいなと思ったアカウントを知りたいです
A4.日記読むのいいですよね〜挙げられてるのは私も全部好きです。 本当に有名どころで言えば、武田百合子、V•ウルフ、カフカ（新刊で出るらしい）あたりでしょうか？私は近々『幻のアフリカ』を読みたいと思ってます。下北沢に日記屋月日という店があって商業出版に限らず日記本が色々揃えて置いてありました。あと福尾匠さんのやってるDiscordの日記サーバーに入るのもよいかと。 ネットで読んでるのでいうと、下あたりは好きです。
・偽日記 https://furuyatoshihiro.hatenablog.com
・葉脈と潮流 https://indigomou5e.hatenablog.com
・延井の日記 https://note.com/nobuv
・うかろに日記 https://sizu.me/ukaroni
・視聴週報 https://sizu.me/saq
・成田先生感傷日記 https://note.com/tokumegatajyoki
Q5.彼氏さんと一緒に住まないんですか？
A5.それは彼氏次第です。でも一人暮らしは気楽でいいし、私も彼も一人の時間と空間が必要なタイプなので広い家がいいです。
Q6.金井美恵子とヴァージニア・ウルフで一番好きな作品を教えてください
A6.金井美恵子は『小春日和』『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』、ウルフは『灯台へ』です。
Q7.結婚願望ありますか？ 25なんですが周りが第一次結婚ラッシュでびびってます
A7.人生で一回くらい結婚してみたいかもしれないです。でも結婚しなければ！というプレッシャーはないはず。
Q8.一人暮らしって貯金できますか？
A8.たぶんよく考えてお金を使えば貯金できると思いますが、私は特に何も考えてないのでプラマイゼロくらいです。
Q9.ロリィタを着ない時はどんなお洋服着るんですか？
A9.週一くらいしか洋服着ない（家から出ない）ため、今はほぼロリィタブランドの服しか着ないです。ロリィタブランドの中で、カジュアルめなのとちょっとゴージャスめ（といってもドレスっぽいのは持ってませんが）なのとで調節してます。ロリィタ以外のブランドでよく見るのはlilly brownやunited tokyoです。
Q10.子供欲しいと思わないですか？
A10.思わないです。
Q11.子供が欲しくない理由ってあるんですか？
A11.まず自分が妊娠するという身体的変化に耐えられなさそう（なので養子とかだとまた話は別かも）なのと、自分の子供という存在にうまく接する自信がないためです。まあなによりめんどくさそう。
Q12.パジャマおすすめあったらおしえてほしい
A12.この冬はGUのパンダのパジャマを愛用しています。あったかい。あと、ナルエーのパジャマは可愛いし素材もいいので好きです。
Q13.年収いくらですか？
A13.400万くらいかしら？（平均を調べると350万くらいらしいからそんなにないかもしれない、ちゃんとわかってない）
Q14.おすすめのスキンケアとかヘアケアとか、美容系の話題聞きたいです
A14.多分キャス用の話題提供だったと思うのですが、愛用アイテムを列挙しますね。洗顔料はスキンパールバー（黒）、化粧水はnature republic、乳液は無印（こだわりなし）、パックはメディヒールの緑のやつ、トリートメントはfino、ヘアミルク（ドライヤーの途中でつけるやつ）はミルボンのエルジューダ（ピンク）、ヘアオイル（仕上げにつけるやつ）はリュクスオイルです。ドライヤー、アイロンはクレイツとパナソニックのものです。スキンケアはそこまで気を使ってないですが（チョコラBBを飲むのが一番効く）、ヘアケアは比較的使っているはずです。湿気の時期にストパーをかけるのが吉。
Q15.『川のある街』どうでしたか？ 私は、いろんなところに外の世界への窓が開いている感じがして、好ましく思いました。江國さん最近出た本から読みはじめているのですが、期待と違って（？）老人小説みたいなのが続いていて、でもこれはこれでとてもいいなと思っています。
A15.江國香織は1990〜2000年代の恋愛小説が有名で、私もそのあたりの著作で愛読者となりましたが、最近のもこれはこれでいいですよね、わかります。江國香織の小説は、会話として発した言葉と、発しはしなかったけど思ったことを書き分ける描写が上手いと思います。それが恋愛小説でいきたのでしょうが、幽霊やカラスといった人間外の視点を描く試みをしている最近の三人称小説でも、生かされていると思います。自由間接話法の技術をわりと進めているのではないかとも。出てくる食べ物や本や身につけるものなどのディティールのおしゃれさ、目の行き届き具合も魅力ですね。『川のある街』はたしかに土地と移動の話で、多種多様な人物（+カラス）が出てきたので、「いろんなところに外の世界への窓が開いている感じ」というのも頷けます。私は最初の望子という賢い女の子が視点の話が好きでした。
