2022-0523〜0529

5/23
・労働が嫌すぎる。チームメンバーの機嫌に左右されるのめんどくさいし、早くチームの研修終わってほしい。
・葛葉・だるま・ラトナプティのえぺ配信面白くて寝るの遅くなった

 

5/24
・うるかさんランク配信早朝からお昼くらいまであって仕事中もずっとみてた
・お風呂でテジュ・コール『オープン・シティ』少しだけ読む

声と声が奏でる遁走曲の中で、私は聖アウグスティヌスのことを、そして彼が聖アンブロジウスに驚愕した逸話を思い起こした。黙読する術を見出したといわれる男だ。声に出さずとも記された言葉が理解できるなんて、たしかに不思議だ。今もこの日のように驚きを覚える。アウグスティヌスは文の重さと文の内なる世界を、音読によってよく味わったが、読書の考え方は彼の時代からだいぶ変わった。独り言を言う姿は奇行や狂気の徴である、と私たちは長いあいだ教え込まれてきた。会話のときや、群衆の中で声を上げるときを除いては、自分の声に少しも馴染みがない。けれども本は会話として受け取れる、つまりある者が別の者に話して聞かせていることとして受け取れる。そして会話なら声があるのが自然だ、という自然であるべきだ。だから私は自分を聴き手にすると同時に別の者になりきって音読したのだった。(9)

 

5/25
・やっと初任給。時給換算したら塾バイトと変わらないかなしさ
・うるかさんの夢をみた気がする。昨日のあちゃんと一緒にランクやってて、朝起きたらプレデターになってた。のあちゃんかわいくて穏やかで空気が良い。
・朝の電車(とても混んでた)で森下Suuの『ゆびさきと恋々』の第一巻読んでた。ザ・少女漫画的なきゅんきゅんがありつつ、耳の聞こえない女の子が主人公に設定されていることで、好きな相手とどういうふうにコミュニケーションをとるのかがより主題化していて良い。日々蝶々やショートケーキケーキも読み返したい。
相対性理論いつ聴いてもいい。東京の街で聞く曲。
・帰りに図書館寄る。『文学問題(F+f)+』『砂のペルソナ』『パリの砂漠、東京の蜃気楼』『思想 ジャン=リュック・ナンシー特集』借りる。
・お風呂の中で『パリの砂漠〜』読む。

ここ最近自分が厭世的になっていくのを止められない。まるでもう長いこと、自分は全くもって生きていないような気がしている。生きているのか死んでいるのかも分からないまま、助けてという言葉の行く宛てもなく苦しいだけの毎日が拷問のように延々繰り返される。これは一体自分のどの罪に対する罰なのだろう。

・見るべき配信もなかったしすぐに寝た

 

5/26
・仕事後、徒歩圏内の図書館に返しにいく。徒歩圏内といえどちょっと遠くて返すの面倒なので今回は借りず。図書館の中で『パリの砂漠〜』最後まで読み終える。
・PlasticTreeの剥製を聴きながら目を閉じて歩く。同じ曲を三回リピートした後、さいごの●静物で、ピアノの音がゆっくり息をひきとるのもまた良い。醜いものはここにはないよ。

最近イヤホンを外す瞬間いつも思う、この音楽のない世界に戻ることは死に等しいのではないだろうか。いらっしゃいませという言葉にこんにちは、とにこやかに答え、受付でメンバーズカードを出しながら、想像でしかないけれどへその緒を切り離された胎児の悲しみに近いものを感じる。イヤホンを外すたび、私は自分を内包する暴力的な強度を持った現実に傷つく。お酒やドラッグ、ギャンブルや恋愛などと違い、音楽依存による弊害は聞いたことがないが、ここ最近音楽への依存が激しくなっていることに不安がなくもない。最近は寝る時もイヤホンで音楽を聴きながらベッドに入る。たまに激しいイントロで動悸の中目覚める。悪夢を見て起きると大抵イヤホンのコードが身体に巻きついている。〔…〕常に人と向き合いながら、激しい乖離を感じる。音楽を聴いている時、きっとその乖離が軽減されているのだ。中毒になるものというのは、往々にしてそういう性質のものなのかもしれない。自分との融合を感じられる瞬間が、脳を溶かすのだろう。でもそもそもどうして自分がこんなに乖離しているのだろう。(161-162)

・乖離についてはこのエッセイのいちばん最後でも、触れられている。普通に日常を生きる自分と書く自分の乖離、ずっと泣きそうで辛くて寂しいけど幸せでもある乖離。
・きのうドラッグストアによって試したアンドハニーのオイルがよかった気がするので買ってみた。香りはよく、さらさらになる気がする。これも胡桃のあちゃんが最近シャンプーこれ使ってるって話してて気になったもの。Vtuberが食べた食べ物もシャンプーした髪も見えないのに、見えないからかより興味をそそられる。

 

5/27
・昨日寝る前『ゆびさきと恋々』2巻読んだら身悶えしてまた映画の『白河夜船』を少し見た。待ち合わせのシーンの、二人の会ったばかりだし街中だからすこしよそよそしいけど親密なことがよくわかる仕草が好きで、そこばかりみている。そういえば今日この小説を会社に持ってこようと考えていたのに、すっかり忘れて『パラダイス・モーテル』を持ってきた。マコーマックは絶対面白いのでもったいながって積んでた。
・雨風が強い日に限って出社。湿気と眠気で終始ぐったり。
・新宿紀伊國屋にリニューアル以来初めて行ったけどなんか蔦屋書店みたいでよそよそしい雰囲気。新刊は『メキシカン・ゴシック』が面白そうだった。ブロンテ姉妹、デュ・モーリア、シャーリィ・ジャクスンの愛読者は必読!っていう強い帯が巻かれてるの。そのほかは特に目新しいものがなく、あんまり新刊書店に来る意味ないかもなあ。大きい図書館か古本屋がいい。

 

5/28
・美容院へ。ストパーかけて完全無欠の黒髪ボブになった。待ちの時間で『パラダイス・モーテル』結構読み進んだ。
・日傘のおかげでだいぶ楽に移動できる。ラフォーレでsheglitのワンピース着たらめちゃくちゃ似合ってしまったので買ってしまった……。このあいだ2万のワンピース買ったばかりなのに……。sheglitはクラシックロリータをたくさんつくってるブランドだけど、ちょいちょいロリータ初心者でもかなり着やすい感じの服があって、前々から着てみたいとは思っていた。お店の人が言ってたように、ロリータは別に流行りとかないし、買ったワンピも中にブラウス足したりして一年中いけるし、壊れたり飽きがきたりしない限りずっと着られる。思えば小五くらいからずっとゴスロリへの憧れはもってて、でも金銭的にも社会的にもそれを実際に自分が着るとあまり想像したことがなかった。でもゴスロリ着こなして買い物に来ている人をみると、自分も着たい!って現実的に思うことができた。ファッションは外圧と好みをうまく合わせなくてはいけないと幼い頃から知らず知らずのうちに抑圧されてきたと改めて思う。フランス語の授業が同じだった人にもゴスロリ風の服着てて優美な日傘を持っている人がいたことを思い出した。

5/29

・暑い。30度ごえとか。

・モニター届く。dellの2万のやつ。これでゲームも映画も大画面でみられる(一応仕事用に買った)。
・知り合いの演奏会。なんかほとんど寝てしまった気がする。そろそろプロのコンサート行きたいな。
・昨日買ったワンピ着ていった。心から着たい服を着るだけで気持ちが強くなる。
・小学生のあだ名呼び禁止が話題。同年代の子が無差別に集められる学校という場がある限り、暴力的なことはなくなるはずがないのでそんなことをしても別の問題をよぶだけ。だが、私は会社の人は会社の人として接したいので一律に〇〇さんと呼んでいる。同期どうしがあだ名や下の名前で呼んでるのみると、「そんな学校みたいなノリ…」と苦々しく思う。