2023年11月の日記

2023/11 | Built with Notion

11/1 Wed

11月とは思えないぽかぽか陽気。午後から出社する。駅のホームで彼氏に遭遇して、頭をなでなでしてもらってから会社に行くのはなんだか背徳感があってよかった。オフィスは人が多く、席を探すのに苦労する。帰りは待ち合わせて夜ご飯を一緒に食べることになり、ペスカトーレを食べた。そんなに高くなくニンニクが効いててとても美味しかった。sは大盛りを食べていた。私もすっかり胃腸の調子がよいのでたくさん食べられて嬉しい。スタバのジョイフルメドレーティーラテを飲む。いちど飲んでみたかったのだが、なんだか知っているような匂いがした。二人ともお腹がたぽたぽになる。sは香水をつけてなくても甘いようないい匂いがして、歩きながらすきあらば吸い込んでいた。本屋に寄ると、久しぶりに本を読む気が起こってきた。金原ひとみの『ハジケテマザレ』を買って電車で読む。平日なのに満足度の高い一日で、日記を書こうという気持ちになれた。

11/3 Fri

私の買い物に付き合ってもらう。sheglitのワンピースは珍しく赤を選んでみた。francfrancで色々必要なものを揃えたりしたが、そろそろ選択の連続で疲れている。おやつにはラム酒の効いたマロンクリームのクレープを食べた。フランス語の飛び交う店で、最近映画も見てないから全然わからない。おじいさんのMerci, au revoir にだけ反応してにこりとする。

11/4 Sat

また死にたい日になっている。どうしてこんなにも気持ちの上下があるのか……。原神は層岩巨淵の任務をやっているがギミックがちょっと面倒である。

11/8 Wed

原神アプデでフリーナとシャルロットをひいた。

11/18 Sat

引越し。実家の車で色々運んで、ベッドも組み立ててもらう。夕方からはsが来て荷解きを手伝ってもらう。夜はちょっと思想のある自然派みたいな和食屋でおかずを数品だけ食べた。夜はすっかり寒い。お祝いにもらったので冷蔵庫には酒だけがある。

11/19 Sun

sは泊まった。シングルショートベッドにぬいぐるみたちと人間二人は狭い。また実家から荷物第二弾を運んでもらい、お昼頃本棚が届いたのでsに組み立ててもらった。白くて立派な本棚で、単行本は縦にして収まる。夜は色々買い物をしてキムチ鍋を作った。

11/20 Mon

本当は全休予定だったが午後休。私が関わってた件で障害が起きて失敗したかと思ったが、99%客側が悪いかなという内容なのでまあ及第点だろう。とはいえそれでばたばたする。午後はまず役所手続きをする。どうぶつの森をやってる気持ちになってくる。食器や細々したものを買って荷物がいっぱいになり、疲れる。図書館の利用登録も済ませて町屋良平の『恋の幽霊』だけ借りた。夜は茄子をレンチンしてごま油や麺つゆや生姜などかけたものを食べたけど美味しくてこれだけでいいやという気持ちになる。ようやく風呂を入れることに成功。まるでコタツな靴下が暖かい。

11/21 Tue

東向きの窓は朝明るすぎて自動起床装置となっている。段ボールで仕事をするのは腰が痛いし寒い…電気毛布を注文した。やっと机と椅子が届き、組み立てる。その過程でちょっと床が凹んだりしたがもうしかたない。また茄子を食べる。同じものを食べ続けても全然飽きない性質でよかった。最近はちまちまと保坂和志の『小説、世界の奏でる音楽』を読んでいる。保坂の小説はよく挫折してるけど小説論は読める。

11/22 Wed

仕事があまりにも忙しく、22時ごろまでかかる。『コンパートメントNo.6』を画面の汚れたiPadで流し見したが、あまり良くなかった(映画館で見ればもうすこし冬景色に感動できるかもしれない)。なんだかいろんな見たことのある映画の要素があるけど、そうした映画には劣るというか…。夜散歩に出てみたが、全然人がいないので歌ったり喋ったりしていた。

11/23 Thu

今日から四連休。10時には動き出していろいろしていると、sからあなたがそんなにてきぱきしてるのめずらしいと言われる。全てが自己完結する空間だから動く気になるのか、まだ最初だから頑張ってるだけか、実家の部屋になんらかの魔力があるか(実家で17歳までいた部屋ではわりとてきぱきしていて、その後移った奥の部屋ではずっとだらだらして片付けが全くできなかった)。MILKでコートを買う。今年はいろんなコートを見て回った上で決定したからかなり満足度が高い気がする。間違えて実家に届いた物を回収しに行く。夜『恋の幽霊』を最後まで読み完全にくらってしまう。町屋良平は『1R〜』でピンと来なかったからそんなに気にしてなかったが、前作の『ほんのこども』から、現代日本語作家のなかではかなり凄い存在かもと思い始めた。10代の頃の個々の境界が曖昧な「わたしたち」を描く小説は最近だと松浦理英子の『最愛の子ども』もあるけど、それより『恋の幽霊』の人たちは危うく、恋が死と近いことをよく書いている。べつに共感とかでもなく、まさに幽霊のように文章がこちらの身体に移ってくる感覚が強く(「文体」の話もなされるのだが)危険を感じて良い読書体験だった。

11/24 Fri

暖かくていっぱい歩いた。徒歩で行けるお店が色々とあって特に古本屋と図書館があるのは良いことだ(それで街を選んだというのもある)。夜からsが来て、色々と料理をしてくれる。今日はポトフとパスタとサラダを食べ(私があまり緑黄色野菜をすすんで食べないので食べさせられている)、作り置きでポテトサラダと大根の煮物とラタトゥイユを作ってもらった。スーパー家政婦のよう。

11/25 Sat

ぐでぐでしつつも買うべきものやるべきことなど済ます。無限に買うものがあって特にお金の計算もしてないから危ない気もする。来月のボーナスがたくさん入って欲しい。今日は打って変わって寒い。ずっと行きたいと思っているカフェが今日も満席で行けず、しょんぼりだが、別のカフェで飲んだチャイがたっぷり美味しかった。一緒にお店を見て周り、予約していたBABYのベビードールジャンスカを受け取る。夜は韓国料理屋でビビンパとチゲをたっぷり食べるが、やっぱり私はビビンパより冷麺の方が好きだ。

11/26 Sun

相変わらず睡眠時間が短い。ベビド似合っててよかった。それを着てまたBABYに行き、昨日行った店でマネキンが着ていた白のブラウスを迷った末に買う。お財布大丈夫?寒くてタイツを履くべきだったと思う。早稲田松竹ファスビンダー『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』『マリア・ブラウンの結婚』をみた。どちらも女性の自立とその困難

11/27 Mon

またsに来てもらう。夜ご飯作って回転式本棚組み立ててもらった。

11/28 Tue

会社の飲み会に行ってみた。上司の送別会という体でその上司とはさして接点がなかったが、女性の参加率が高いので行ってみた。なんか当たり障りのない話を聞いて、私はがばがば酒を飲んでいた。悪くもなく良くもない。

11/30 Thu

さいきんでは珍しく定時退勤。ニトリで頼んだ色々な収納グッズを設置したことでだいぶ片付いてきた。原神は日々デイリーやって樹脂消費するだけで終わってしまい、ストーリーすすめられない。下の日記が中原昌也作業日誌みたいな迫力出てて良かった。

成田先生感傷日記(11/21〜30)|匿名潟嬢姫