実家を出た
・高校の友人などには、出る出ると言ってどうせ出ないのだろうと思われていたが、家がわりにすんなり見つかったこともあり、出ることができた。実家を出ることが真に私の人生の始まりだとどこかで思っていたから、ちゃんと始められてよかった。
・良かったことは、食べ物を好きに選んで食べられること、好きな時間に何も言わずに外に出られること、いいお店が近くにたくさんあること、小言を言われないこと、だろうか。
・胃の容量が小さめであり、米をあまり食べない、というかなにかの上限を超えて食べるとすぐにお腹を壊すため、実家の夜ご飯にはそこそこ苦しんでいた。用意しなくてもいいと言っても親心的には用意したくなるものだし、私は私でそこにあると食べてしまう。今は、朝は食べたとしてヨーグルトとおやつ、昼は麺類、夜はスープとおかずという感じで落ち着いてきた。
・好きな食べ物を好きなだけ独り占めできるというのも、もちろんメリットだ。
・でも好きなものばかり食べると糖分と塩分が過多でしぬ。
・一人暮らし用冷蔵庫は、調味料で埋まってしまう。
・ギリ自炊と呼べるようなものしか作れない。でも自発的に作って食べたいというものがそんなにないから困ってない。
・彼氏が週に一度くらい来て、野菜の多いおかずやまともなご飯を作ってくれる。ありがたいことだけど、ますます自炊の必要性がない。
・好きな時間になんの説明もなく外に出られるのもいい。自分だけの人生という感じがする。自分の行動に説明がいらない、というのはとても自由なことだ。
・いい飲食店が近所に多い。本屋も図書館もある。彼氏がいるからいける飲食店もあって、いてくれてよかったと思う。まだまだ開拓の余地はありそう。
・洗濯物を片付けないとか、食べたものを片付け忘れるとかそういったことで毎日小言を言われていたが、それがなくなってストレスがなくなった。
・たぶん彼氏が面倒なキッチン回りの掃除とかやってくれてるから、一人暮らしが成り立ってるのかもしれない。真の自立とは言えないのかも。
お金がない
・実家を出たデメリットNo. 1は、お金がないことだ。毎月プラマイ2万くらいの収支で、マイナスが続くと悲しくなる。
・お金に対する不安が昔から強いタイプだ。
・特に節約も浪費もしていない。欲しいものと必要なものをちょっと考えて買うくらい。たぶん給料が低いのと、欲しいものが高い。
・エアコンつけっぱなしの夏の電気代が怖い。
・給料はわたしがしたい生活をするには低いけど、おそらく平均的なものだと思う。ボーナスもそこそこ出るし。転職のリスクやめんどくささと、今の環境の悪くないところ(休んだり早退したりしやすい、人に悪意がないなど)を天秤にかけて、まあしょうがないかという結論にいつも至る。
・確定拠出年金とか、積立NISAとか、資産形成的なことを何にもしていない。多分したほうがいいのだと思うが、すぐに死ぬとどこかで思っているため、考えて行動するのが面倒。確定拠出年金なんて60才までおろせないらしいから、60まで生きるわけなくて無駄金だと思ってしまう。
会社員として
・会社ではわりとうまくやっている。このままいけば早めに出世するかも、とすら思う。
・エリートの会社じゃないし、内向的なおとなしい人が多めだからか、ホウレンソウがちゃんとできるというだけで、なんとなくできるふうになる。客観的にみて私はもっと報酬のいい会社で働ける能力を持っているかもしれないが、激務が絶対的に嫌だ。
・逆にホウレンソウもできない人を見ると、こんな感じでもやっていけるのかと思う。そんなに頑張る必要がないのかもしれない。
・一年目はほぼ仕事がなく二年目も暇な時は暇で、ゲームやら読書やらにさける自由時間が結構あったが、今年からはその余裕はあんまりない。とはいえ、在宅勤務で、作業の片手間に動画を流したりゲームしたりできるのは、ありがたい。というか、在宅勤務でなければ会社員でいられないと本当に思う。
・在宅勤務はいいことの方が多いが、仕事後の切り替えが難しいというわずかなデメリットもある。あと純粋な進捗で考えれば、出社した方がいいかもしれない。
・仕事もなんかだらだらとやって、そのままだらだらとYouTubeなんかみて一日終わっていく、みたいな。
・会社員でいることは、なにより地位と収入が安定している。それは不安定な世の中でなによりのメリットだと思う。しかし、このまま会社員でいることに甘んじていていいのかだろうかという疑問も、ときにわいてくる。
どう生きるか
・このままなんとなく会社員として働く一生を送るのだろうか、私は。
・茅野としてSNSをやって、茅野はそこそこ本を読み、フェミニズムや精神分析に詳しそうな人として見られている。実際学部レベルで停止している。
・停滞感に焦りがある。
・文章を書く才能がある、向いている、とは自分では全く思っていない。書きたいのかもよくわからない。
・でも、学部のとき持っていた問題意識や院進していたら書こうと思っていたこと(2000年代以降のフェミニズムと精神分析(フロイトラカンに限らない)の受容事情を再検討すること、エクリチュールフェミニンとはなにか、もとのフランス語文学をもとにして考えること)は、そこそこオリジナルというか、少なくとも日本であんまりやってる人がいないとは思う。
・このあいだ大学の図書館に行って、やっぱり私は大学という場のことが全然好きではないと思う。
・どこで働くかという問題より、働くか一旦辞めてみるかという問題になるが、じゃあ大学院に行きたいのかっていうと別にそういうわけでもない気がする。
・特に理由もなく半年くらい休職させてほしい。
・本は読んでるけどその場しのぎの手段でしかなく、日々が連続しない。でも大学のときもあまりにも暇だっただけで基本的にはこんな感じだった。
・なにもしたくない。