2023年9月の日記

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9/1 Fri

出社、といっても午後の比較的電車に人の少ない時間に移動しているため負担は少ない。同期らに会ったがなんだかひっきりなしに喋っており、うるさい。赤見かるびがうるさいなあって言った例のシーンがあったが、あんな感じでうるさいと感じる時にうるさいなあと言って周りを萎縮させることがままあった。いまはその場を離れることで対処している。バフティヤル・フドイナザーロフ『ルナ・パパ』大傑作だった。冒頭の馬爆走シーンからしてすべてが全力で動いており、兄のナスレディンが氷の中の魚を見ている時に「彼にとってはすべてが生きているのよ」というセリフがあったが、まさにそのような映画であった。全てが動いていると言えば、このあいだの『君たちはどう生きるか』を連想し、飛行機や動物の使い方にも共通点を見出せそうだったが、フドイナザーロフの映画は妊娠させられた主人公の女性とその兄(知的障害者)という立場の弱い者の描き方が残酷でありながら優しくて、何度か涙ぐんだ。劇的な場面しかなく全く飽きない映画だった。(AKBの野菜シスターズみたいな)収穫アンサンブル?で踊る場面、踏み外して崖から滑り落ちてゆく場面、男を探して父と兄が舞台に押しかけてどんちゃんやる場面、医者があっという間に死ぬ場面、列車に身投げしようとして結婚することになる場面、魔女の家で釜茹でされそうになるが助け出される場面、牛が降ってくる場面、そして飛ぶ屋根……

9/2 Sat

祖母の四十九日の納骨に行った。一番暑い時間帯だったのでじりじりしながらお経を聞く。今風の墓石がぎっしり区画に並んでいるようなところだったが、墓石のデザインとして〇〇家と大きい文字で彫るのではなく、「穏」「道」「静寂」「ありがとう」「愛と夢」などと書いてあるのもあり、相いれない感性……と思うが、幸いにも私の家族にはそういう感性はない。年号だと何年なのかわからなくなるというので西暦表記にしてあったし、朝日新聞をとっていたし、祖父母は割にリベラルな考えを持っていて、他の親戚らもなにか嫌な感じのことを言ったりする人もおらず、幸運なことだなあと思う。堀千晶『ドゥルーズ思考の生態学』の合評会を聞いた。わりと哲学寄りの話に終始したのがちょっと残念で、小説や政治の話をもっと聞きたかったのに…と思った。鈴木泉や江川隆男など堀さんより上の世代の哲学専門の人らの発言が、スピノザの名を使いながらシェリングを強く読み込むことに反発していて、私はシェリングを使う意図が、発生の問題を導入すること、ひいては政治論へと発展させていく意図があると思っているから、七章以降の話をもっと引き出してほしかったという気がする。というか、そのような哲学のマチズモ的やり方を解体するような意図があったはずなのだから届いてないのか?とやや悲しくもなった。存在論セクシュアリティの問題を読み、ドゥルーズ&ガタリは「幾何学的精神を有するスピノザを、明白に女性的なものとして読んでいる」(344)らしいから、江川氏の批判はスピノザを男性的なものへと連れ戻すような身振りだったと言えるかもしれないが(とはいえ、スピノザドゥルーズの読解のどこまでがあってるか、属性に規定され切らない力能の存在が書かれているかというのは要検討)。あらためて、七章あたりを読んでみたがやはり小説、美術作品への言及が楽しく、アルベルチーヌが語り手の前から完全に消え去ってしまうことを、男性の所有の破綻だというところなど(561)、いいねと大学の講義を思い出しながら思うのだった。

9/3 Sun

sと猫カフェに行った。狭い空間に15匹くらいの猫と人間らが詰め合わされており、ほこりのせいなのか猫アレルギーになったのかわからないが、くしゃみが出て目が痒くなった。猫アレルギーだったらとても悲しい。大きくふわふわのやまだ小さい細っこいのなどいた。韓国料理を食べたい!と数日前から思っていたのでsが行ったことのあるお店でサムギョプサルを食べる。とても美味しい。肉というよりキムチやらコチュジャンやらナムルやらが好き。量があり、かなり満腹になった。なんだかんだとまたふらふら歩き、サブカル大学生がやってそうなことビンゴをつくるなどして遊ぶ。毎日毎日しゃべっているがそういうくだらないことをしゃべっているため、意外と話題がつきないものである。帰りの電車で前の席に高校の同級生が座っていたが、隣の人と喋っていたこともあり気づいてもらえず、降りぎわに手をトントンして気がついてもらう。周りの人をよく見ているからか、街中で知り合いを見つけたとき、たいてい私だけ気がついていて、誰かに見つかることはない。

9/4 Mon

いま日記が流行ってるのは虚構の価値が相対的に下がっているから、という言説をネットで見て、それはそうだなと思う一方で、カフカとか小川洋子とか日記から小説を作っていった人もいるし、私は他人の日記を小説を読むように読んでいる気もするから、まあそんなに気を落とす?ようなことでもないなと思った。やっぱりツイートの短さと形式では書かれないことも多いし、人々がそれぞれブログなりを書いてくれるのは読むものが増えて嬉しい。一方で、公開日記で書き即公開するのと、長い時間手元で文章をこねこねすることに違いはあるので、読み手の問題というよりは書き手の問題で、でもまあ小説を書く人は書くし、書かない人は書かない…… 大学の演習でも文フリでもこんなに小説を書きたい人がいるのかよ、と思った。そこでいう「小説」のなかみが、虚構度の低いものや「当事者性」の高いものが読まれやすくなっているといえば、そうかもしれない。フラナガンの『グールド魚類画帖』を読み始めたものの、あまりノリきれずちょっと悲しい。

9/5 Tue

頭がずきずきする。夜ほとんど泣き通しだったため。コードギアスを最後までみた。脚本のよくできた作品で見てよかった。なんとなく本が読めない状態なので、須賀敦子の『ユルスナールの靴』を手に取るとするすると読める。今読める本を探り当てられると嬉しい。それ繋がりで『ハドリアヌス帝の回想』もよめればよかったが、こちらは数頁で散ってしまった。

9/6 Wed

右目が悪いのに伴ってか、右の鼻だけが圧迫感があり、気持ち悪い。

9/7 Thu

オラフ・オラフソン『ヴァレンタインズ』を読む。こういうすぐに忘れそうだが読んでいる間は確かに良い類の海外作家の短編集は、たまに読むと小説は良いものだなと思う。アニメを多少見るようになり、長編小説はむしろアニメに代替可能で、短編小説の方が小説形式として意味があるような気がする。オラフ・オラフソンというのは不思議な名前だが、アイスランドでは姓を用いず、父の名+息子(娘)をつけるらしく、つまりオラフソンはオラフの息子である。じゃあせめて名前はオラフでなくてよかったのでは…と思うが。

9/8 Fri

雨で急に半袖だと肌寒い。糸井重里のことは嫌いだが、ほぼ日手帳使ってみたいという長年の憧れを捨てきれず、ほぼ日weeksを買った。お言葉は邪魔なので英語版を。ロバート・アルトマン『雨にぬれた鋪道』を見た。悲鳴と音楽で怖さを出している感じがした。内から外の青年を見ているときの窓、内に引き入れてからのバスルームのガラス、リビングにある歪んで映るガラスブロック、三面の鏡、逃げ出す窓など、見ることと欲望という映画のど真ん中のテーマだから、そうしたガラスや鏡の使い方が際立ってよかった。

9/9 Sat

sが私のためにラムレーズンチーズケーキを作ってくれて、それを食べさせるためにsの家まで車で送り迎えしてくれて、大変甘やかされている(この〇〇してくれて…がすっかり広末涼子構文となった)。ラムレーズンが大好物なので、たっぷり入っていてラムが強くて美味しかった。sの家の猫は、家族にも一部にしか懐いていないほど人見知りで、私を見るととても怯えた目をしていた。名前を呼ぶと、「なんで名前知ってるの?誰?」みたいな顔をする。かわいそうだけれどちょっとだけ触らせてもらって、あとは姿を見せなかった。

9/10 Sun

『かか』の冒頭は、経血が湯船のなかを舞う様子が金魚のようだと思うところから始まるが、他にも何かで同様に浴槽に金魚が…という描写を見かけたことがある気がするのだが、思い出せないでいた。金井美恵子の『噂の娘』を開くと、「ぽっこりと子供の体型のようにふくらんだみぞおちのところに、フリルのようにひらひらした尾びれとひれのあるイチゴのような形の金魚に似たアズキ色のアザのある、あまり化粧をしていない見習い美容師」がいて、かのじょがお湯の中で身体をゆすって動くと、「金魚はヒレを揺さぶって泳ぐように見える」という箇所があり、私はここのことを覚えていたのだろうか? sとほぼ常時通話を繋いでいると、自分の境界線が揺らぐというか超自我のように(エスのくせにね)作用しているような気がして、ちょっと危ういかもしれないと思う。

9/11 Mon

相変わらずお腹が痛く、散漫に本を読んでいる。難消化性デキストリン入りの青汁を飲んで腸内環境改善を図ろうとしているが果たして…。

9/12 Tue

プログラミング研修が脳への程よい負荷となり楽しい。習ったことを会社のパソコンではなく自分のパソコンにまとめるうえで、notionが良いかと思ったのだが、他の設定やらをして遊んでいたらなんだか時間がかかってしまい、肝心の内容が疎かになるという、定期テストのノートまとめあるあるみたいな事象が起こった。

9/13 Wed

日記、完全に飽きた……。日記だけでなくすべてに飽きて倦んでおり、私の人生ってつまらなすぎる。インスタントな承認欲求に身を任せたツケなのかもしれない。

9/14 Thu

夕方に寝てお風呂で『姑獲鳥の夏』を読んだらちょっと回復した。フィクションだけを信じている。

9/15 Fri

コンプリート欲が昔からあるので、〇〇シリーズ全部読むまで死ねない!と思えるのはよいこと、だと思う。白水社のエクスリブリスと百鬼夜行シリーズは全部読むと決めました。蓮實重彦の新作小説が出るというので、そういえば積んでいた『伯爵夫人』を読み、噂には聞いていたもののエロ描写に次ぐエロ描写で呆れつつも不快にはならず、私もおみお玉を捻って気絶させてあげたいものだわと思う。ばふりばふりという回転扉は小さい頃に、たぶんどこかのホテルでこわごわと初めて使い以来たまに夢に出るモチーフなのだった。

9/16 Sat

早起きして皮膚科に行くも、美容皮膚科じゃないと多分治らないみたいな感じで言われ、悲しくなる。で、さっそく別の美容皮膚科に行ってみると、とりあえずホームケアとしてピーリング洗顔を勧められたので買った。治療をやるとしたら、ノーリスというのがいいと言われたが、一回2万円かあ治る保証もないのにと考えてしまう。こういう美容は沼なのでちょっと怖い。この肌荒れは中学生のときの悪癖に起因しているため、本当にタイムマシンがあればその頃の自分に辞めさせたい、これが人生の悩みの1/3くらいを占めている。かわいい服を着るようになって、服は可愛いのに着てる人は…と体型や顔がさらに気になるようになってしまい、たぶんあんまりよくはない。摂食障害だけは気をつけたく、青汁・コルセット・筋膜ローラーでなんとかしたい。とはいえ、体重だけでいえばここ数年で最も軽くなっており、顔にしろ体にしろ「気にしない」が最もよい効果をもたらす。病院二件の待ち時間でブッツァーティ『神を見た犬』を読み切り、長野まゆみ『夏期休暇』もあと少しというところまで読んだ。池袋に行き、リニューアルオープンしたAmavelでワンピ2着と鞄を買う。ノベルティのパンダ耳のついたルームウェア目当ての買い物で、まあ重たい。このあと色々回ったので完全に順番を誤った。ルミネで地雷量産系のブランドをいくつかみる。ミニスカはいて意外といけるかも?と思ったけど買わなかった。そもそも今日は冬物コートを探すのが一番の目的で、色々きてみるも結果的にどれもしっくりこず、なんでこんなクソ暑いのに私はコートを?といらいらしていた。はやく長袖ワンピースを着れる気候になってください…。BABY THE STARS SHINE BRIGHT(フルで書くと改めてすごい名前のブランド)で、黒白のベビードールJSKを注文。11〜12月の入荷なので、それまでは生きなければならない。サイズ感を見たかったので色違いのベージュのチェックのを試着し、あまり選ばない色だけど結構いけるかもと可能性を見る。BABYはロリィタのおそらく一番有名ブランドで、買ったものはオーソドックスな(今では懐古に分類されるような)デザインなので、これで正真正銘ロリィタ感がある。ゴスロリから入ってだいぶ甘めの方にも拡大しつつあり、欲しいものの範囲も拡大している。本当に物欲で生きていると日々思う。新宿に移動。ここでもコートを見るも、やはりしっくりこない。また別のBABYの店舗を覗くと、巻バラドールワンピが置いてあり、通販ではとっくになかったのでまだあるんだ?と思ってうっかりと試着して、まんまと欲しくなってしまった。さいきん白雪姫乃ちゃんが着ていたのが最高(→◾️)だったこともある。しかし6.6万円の値は買い物はわりと即決派の私でも尻込みし、一晩考えよう…と店を後にする。ATMで6万円おろしてみて、うーんと思うも、重い荷物による疲労も限界で判断力もないため、帰路へ。それにしても日が沈むのは早くなっているのに暑すぎる。

9/17 Sun

エドワード・ヤンの恋愛時代』みた。女の顔がみんな強くてよかった。ただ座席が前すぎてせっかくの構図があまりわからず。今日も張り切ってお買い物に行くも、人が多すぎて思うように身動きが取れない。星箱worksで店員さんが西洋人形魔法のワンピ黒着ていて、可愛い!と思い私も赤を試着する。昨日も書いたように色ものもいける気がしているのでうっかり買いそう。私は人形です、という強くて可愛い服だった。昨日着た巻きバラドールの半分の値段だと思うと安い。結局下着1万円分だけ買い、帰宅。sが体調悪そうで今日会えず電話もできないと言われたから、寂しくて死にそうになり結局電話してもらった。

9/18 Mon

暑すぎて8月と書いてしまった。年内に引っ越すぞ!ということで、何からやったいいのかわからないのでとりあえず不動産屋さんを訪ねてみる。本格的に探し回るのは10月からで良いと判断。いいところが見つかってから入居までわりとスピードが求められることがわかった。sについてきてもらったけど、説明する人がたまにsに話題を振るのが面白かった。たぶんだけど、私は社会人二年目には見られてなかった。あとはいつも通りに古本屋と喫茶店に行き、夜ご飯。ウィティッグの『子供の領分』が2000円で綺麗に手に入ったのがよかった。私はいま胃の容量が全然ないため、回転寿司に行ったけど二人で2000円もいかなかった。初めて回転寿司で寿司以外のものを食べた。特に対人関係において先の見通しなどが考えられず、つねに今日で終わりみたいな気持ちでいる。

9/19 Tue

なんか躁転したのか?と思うほど、家にいるのが落ち着かず、三連休は全て外に出ていたし今日も図書館に行く。そういえばと思い出し予約した本があるので、また明日か明後日かにも行くと思う。

9/20 Wed

今日も図書館。長袖のワンピを下ろしてみたが、暑い。足を数箇所虫に刺されていた。

9/21 Thu

狂骨の夢』を読んで、ABAPのお勉強して、いい感じのブログを読んでいたら一日が終わっていた。相変わらず食後にお腹が痛くてかなしい。一日一食+おやつくらいが適量っぽい。荒川修作について調べたいのにその時間が取れない。

色々読んだもの

https://not-miso-inside.netlify.app/blog/book-review-3/

 https://megamouth.hateblo.jp

https://scrapbox.io/sno2wman/

 https://mercury-orbit-b2c.notion.site/6d4c4dbeb9b5417f854af4922b154c04?v=f9674202437a4256b99267a831bce7a1

9/22 Fri

紙のノートは検索性×、notionなどのデジタルノートは一覧性×というデメリットで、結局いろんなサービスを中途半端に使っている状況。『狂骨の夢』ではフロイトがコケにされていたが、まあ現代でフロイトみたいなエセ科学を真面目に取り合っている方がおかしい、というのはわかるところではある。でもある文脈において、精神分析を無視するわけにはいかない、ということもあって、どの文脈で無視できてどの文脈で無視できないのかを見極める必要があると思う。

精神分析を患う国|フリー・グーグルトン

9/23 Sat

涼しい!嬉しい!このあいだ買ったamavelのワンピースを着て行ったところ、えらく褒められた。いつもより早めに待ち合わせして、紙博へ。初めて行くのでどれくらい混んでいるのか恐れていたが、まあ混んでいるが身動きが取れないほどではない。マスキングテープ9種、はんこ2種、メモ帳2種ほど買う。こういう細々とした文房具はだいたい一個500〜900円ほどなので気軽に買え、いつのまにか沼にずぶずぶと。何度か通販利用しているお気に入りのお店Krimgenが一番人気で20分くらい並んだ。そのあとフルーツパーラーゴトーへ。記名してから浅草寺の方までぷらぷらする。屋台がいくつか出ていて、もんじゃ焼き揚げなるものを食べる。ゴトーに戻るも、店の前で30分くらいたっていて、近くにいる男女から性の匂いがしないね、などと話す。敬語を使っていたので、マッチングアプリで会ったんじゃない?でもマッチングアプリで初めて会う人があんな格好で来たら嫌だね。迷いに迷った末、本日のパフェの倍の値段する2種のいちじくパフェを食べる。高いなあ…というのは悲しいことに拭えないが、いちじくを食べれてよかった。お腹がいっぱいになり、スカイツリーに向かって歩く。sは初めて間近にスカイツリーを見たらしく、すこし怖がっていた。川はとても匂う。巨人が勝ったら隅田川に飛び込む?と聞いたが、東京ドームからは離れているから飛び込まないらしい。他にsを大いに笑わせる出来事があったのだが、残念ながら書けない。

9/24 Sun

少し部屋を片付けて、荒川修作+マドリン・ギンズに関する情報を収集する。私の対象への興味の持ち方は作品単位か人単位でしかなく、〇〇学とか〇〇主義を切り口にした話があまりピンとこないことが多い。作品や人物について知るなかで、そこで扱われるキーワードを頼りに、他へと繋げていくというやり方しかしてこなかったと思う。ところで天命反転というと、輪るピングドラムのことを連想してしまうのだが、それこそワードレベルでしかない連想なので、もう一度見たい。以下のLWのサイゼリヤというブログを私はよく読んでいるが、このエントリで書かれている、作品を見る→ブログのエントリとして批評・感想を書くというプロセスのことがなんというか身につまされた。「トガタって黒幕やな~」っていうふわっとした感想から、文章としてトガタの役割について描写するときの、思考の深さというか、怠惰だとふわっとした感想で終わってしまうところをもうちょっと考えて文章にしてみることが必要…

https://saize-lw.hatenablog.com/entry/2215940

9/25 Mon

ほぼ日weeksは意外と書き込むスペースがたくさんあるので、今年の分を遡ってせっせと書いている。トモエリバーと愛用のサラサナノの相性があんまりだった(インクの乾きが遅いのでしゃっと滲む)けど、スタイルフィット(シグノ)も所持しているので問題なし。万年筆使いたいところだが、あんまり細く書けないため使っていない。万年筆との相性はMDペーパーが一番いいってわかっているし。

9/26 Tue

精神的にも体調的にも低空。日中微熱があったけど、酒で誤魔化す作戦に出たら成功した。潜在的アル中。ピングドラムを再見しているが、やっぱりすごいアニメ。コードギアスといい、私はアニメに精神のコンディションを割と左右されているのではないか?アニメというジャンルが現実世界そのものの見方をひっくり返せるような力を持ちやすいのは、アニメが一から世界を構築するものだからだと思う。ピングドラムが現実のサリン事件をベースにしているからなおさら、フィクションとしての力を感じる。偽日記がリアルタイムで感想を残しているので、それも読んでいるのだが、すごい批評だなと素朴に感心してしまう。地下鉄なのにスカイメトロという名前であることが、ちょうど真ん中の13話で明かされ、地下の中で宙吊りにされているという不思議な構造が、現実世界(地下鉄サリン事件)と虚構世界(ピングドラム)がぐるっとねじれるようなありようを示している、という指摘。

■ - 偽日記@はてなブログ

9/27 Wed

sが会ってくれた!またもんじゃ焼きを食べる。酔っ払うの楽しいからこっちが本当の人生な気がする。心なしか肌のコンディションが良くなっている。

9/28 Thu

残暑。インボイスで自営業/会社員という対立構造が建てられてしまっているわけだが、たぶん多くの会社員が消極的理由でそうなっているのに対して、自営業フリーランスの人は積極的にそうなったように見える、ところにも根があるような気がしている。ネオリベの果て。

9/29 Fri

早起きして出社、つらい。路上で歌う人に熱心そうな目線やスマホを向けている人が昔より増えたような気がする。これも推し概念の波及?

9/30 Sat

sの希望で新宿御苑の温室へ。まだ日差しに夏を感じる。sheglitのケープワンピを今年初めて着た。半袖のワンピースは結構十分持っている。bubblesのエナメル靴はシースルーソックスにすると痛い。