2020-01-28(違国日記/レポート)

 

 

ヤマシタトモコの『違国日記』が本当に良かった。もう既刊のものはすべて読んでしまった。漫画はあまり読んでこなかったけれど、こういう風にそれぞれの人物の内面が丁寧に掬い上げながら関係していくような物語はめったにないような気がする。松浦理英子の『最愛の子ども』ともちかいような良さがあるけれど、⑤巻では男性独特の生きづらさみたいなものにも目くばりがあって、全方位的なすばらしさである。

 

この土日もレポートをまじめに書いていたわけだけど、もう、ちょっといまの文章力では限界にきたかなという感じがするというか、まだ改良できるのかもしれないけど疲れた。どうしたら文章作成能力って向上するものなのだろうか。写経?

 

『最高の任務』の表題作は、たしかに悪くはなかったのだが、やっぱり形式とか「書くことを書く」みたいなのはもういいよ、という気持ちがあってそこまで面白いとは思わなかった。痴漢シーンは、皮膚と書くことというモチーフではあまりないような使い方で面白いと思ったけど。あと口紅がスックというところがなんとも。わたしも「焦紅」欲しいな、誕生日に買っちゃおうかな。あと『デッドライン』も読んだけど苛々を通り越してウケた。嫌なものについてはあまり語るまい(読書メーターに書いたけども)。ドゥルーズの生成変化はたしかに面白いと思うけど必ずしも良いものだとは語られてないし、この小説にあるような形では絶対ないと思う。今のところわたしは「声」として(子供あるいは女性の声で歌うということ)捉えることで納得がいっている。これも合ってるのかは知らないけど。

 

気候と試験やレポートの圧と受験期のバイトで疲れてる気がするので食べ物ばかり食べている。昨日高校大学が同じ友人に偶然会って、茅野は同窓会に来なくて正解だったと思うと言ってくれて優しかった。彼もそこそこの人間嫌いというか人とべったり付き合うような人ではないと思うけど、周りと上手くやっているし自分がやりたいことをちゃんとやっているようにみえるし、人を不快にさせたりはしない人だ。

 

さっぱりしようと思って美容院の予約を入れたとたん、全然まだ行かなくていい状態な気がしてくる現象はなんなんだろう。キャンセルの電話を入れなくてはならない。